【2022年営業終了のご挨拶とお礼】

2022年10月15日の営業をもちまして、尾瀬小屋は今シーズンの営業を終了いたします。
お越しくださった多くのお客様の支えにより、無事に営業を終えられました事を深く感謝いたします。
又、日頃よりSNSやホームページなどを通して、多くの応援のお言葉やメッセージを頂き、スタッフ一同大きなエネルギーを頂戴しておりました。
本当にありがとうございました。

尾瀬の山小屋もまだまだ新型コロナウィルスに翻弄されながらの営業となりましたが、利用者の皆様が感染症対策を徹底してくださったお蔭で、登山者・スタッフ含め感染者を未然に防ぐ事が出来ました。ご協力本当にありがとうございました。

尾瀬小屋は山を登る楽しさや、心奪われる景色に加え、【食】を通して多くの方に感動や幸せを味わっていただく世界を目指し、営業に励んで参りました。
提供時間にお時間を頂いてしまったり、遠い中目指してお越しいただいたにも関わらず売り切れ商品があったりと、至らない点も多数ございました。皆様からいただきましたご意見・ご感想を真摯に受け止め、来年以降も【山小屋グルメ】への挑戦を続けて参ります。ご期待くださいませ。

魅力を伝える一方で、尾瀬を訪れる皆様には、食材の有難みや山小屋への物資輸送課題、歩荷さんの存在や理解を深めていただけるよう、山岳課題の投げかけも行って参りました。
多くの方に興味・関心をお持ちいただきました結果、歩荷さんが運営するユーチューブチャンネルの登録者数は約8千人を数え、尾瀬小屋に設置いたしました募金箱には合計285,138円もの寄付金が集まりました。直接お礼をお伝え出来ないまま、募金してくださった方もいらっしゃったかと思います。この場をお借りして深く御礼申し上げます。

皆様が寄付してくださいました寄付金のうち、70,000円は歩荷さんへと還元いたしました。 残りは全額、尾瀬見晴運営協議会へと寄付し、木道や登山道の維持管理に掛かる修繕費として活用させていただきます。

山小屋関係者、地元の方、行政機関、ボランティアなどの多大な協力により、この貴重な尾瀬の自然は守られてきました。そして、何よりも訪れる登山者やハイカーがあってこそ、この尾瀬は守られ、語り継がれ魅力を増していくのだと考えております。

微力ではございますが、今後も私達が尾瀬の為に出来る事、日本の国立公園に貢献できる事を模索しながら、挑戦を続けて参ります。温かく見守っていただけたら嬉しいです。

最後になりますが、豊かな自然に身を置く裏側で、危険や困難に立ち向かう全ての人に敬意と感謝を表し、一日でも早く平穏な世界が訪れる事を願ってやみません。強く祈りつつ来シーズンの準備に入ります。2022年本当にありがとうございました。

尾瀬小屋
代表取締役 工藤 友弘
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