アヤメ平は鳩待峠と富士見峠の間にある山上の湿原である。
ここは以前に人に踏み込まれたため、湿原のほとんどが裸地になっている。
湿原を一度でも踏みつけると植物が枯れ、泥炭が露出し雨に流されてしまい、もとのように高山植物は生えなくなる。
現在でも湿原植物を移植したり、種を蒔いたりしてアヤメ平の復元作業が行われているが、何十年たった今でも復元の兆しは見えていない。